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中国弁護士 台湾国会で宗教迫害を証言

2014年03月18日

【新唐人2014年3月18日付ニュース】中国当局によるキリスト教徒に対する迫害は、地下教会から、当局が認可していた「三自教会」の信者にまで及んでいます。14日、中国の人権派弁護士が台湾立法会の公聴会で、自らが目にした迫害の実態について証言しました。

 

中国人権派弁護士 夏鈞さん

「今の宗教迫害は、三自教会にも及んでいます」

 

中国の人権派弁護士、夏鈞さんが、台湾立法会の公聴会で三自教会の張少傑牧師をはじめとする信者27人が中国で受けている迫害について証言しました。18人の人権派弁護士が信者らのために権利を守ろうとしましたが、当局からの尾行、携帯電話没取、殴打などの妨害に遭いました。

 

中国人権派弁護士 夏鈞さん

「誰の命令で連行したのか、どこに監禁されているのか、死活も分かりません。恐ろしいです。病院も県長の言いなりで、警察、検察も皆 県長の手先で言われる通りにするのです」

 

中国民主活動家王炳章の弟 王炳武さん

「私も同感です。中国大陸には法律も何もありません。やりたい放題で人治社会です。恐ろしい所です」

 

去年11月、河南省南楽県政府は三自教会の不動産を強制的に収用し、牧師や信者27人を連行。夏さんによると、不動産問題は引き金に過ぎず、実際は張少傑牧師が長年信者の権利を守るために活動していたことが地元当局の怒りを買ったそうです。

 

台湾国民党議員 陳学聖さん

「人権問題は見過ごしにできません。これが大陸の現状なのですから。関心を示さないわけにはいかない。支援を放棄してはなりません」

 

台湾「関懐中国人権聯盟」 楊憲宏理事長

「関心を示すだけでなく、行動を採るべきです。『人権犯罪者は歓迎しない』と中共にはっきり告げるべきです。彼のような良い人と付合いたいです。彼らは良い中国人で、善良な中国人です。悪人は来てほしくないです」

 

夏(か)さんはまた、地元公安局に意見を提案しましたがかえって尋問を受けました。その後、アメリカに赴き、国際的支援を求めたところ、アメリカ国会は習近平主席に書簡を送りました。今回の台湾国会での証言では、人権のために正義を貫くよう望みました。

 

中国人権派弁護士 夏鈞さん

「経済と人権は結びつけるべきです。例えば米国は中国のWHO加入時、貿易協定の条件として特別に中国人権委員会を設立しました」

 

民進党議員 田秋菫氏

「自由で人民を尊重し、人権を尊重する中国になってこそ台湾も安全になれます」

 

民進党の立法委員は中台間の交流において、原則を守ってはじめて世界の尊重を勝ち取ることができると強調し、中国人権へのさらなる関心を呼びかけます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/15/atext1082018.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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